• 本

きのうの空

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-10-134516-1
4-10-134516-3
税込価格 649円
頁数・縦 443P 16cm

商品内容

要旨

見上げた空は果てしなく高かった。都会での華やかな暮らし、想い続けている人の横顔が、ふわり浮かんだ。だが、この地にしがみつき、一日一日をひたすらに積み重ねなければ、生きてゆけなかった。わたしの帰りを家族が待っていた。親やきょうだいは、ときに疎ましくときには重く、ただ間違いなく、私をささえていた。名匠が自らを注ぎこみ、磨き続けた十色の珠玉。柴田錬三郎賞受賞作。

著者紹介

志水 辰夫 (シミズ タツオ)  
1936(昭和11)年、高知県生れ。’81年、『飢えて狼』でデビュー。巧みなプロットと濃密な文体で、熱烈なファンを獲得する。’85年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を受賞。’91(平成3)年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞を受賞する。さらに、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞。ほかに『情事』『暗夜』など、多くの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)