• 本

せき越えぬ

新潮文庫 さ−64−15

出版社名 新潮社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-10-135779-9
4-10-135779-X
税込価格 649円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。離縁され故郷に帰る女。江戸から夜逃げをした夫婦…。実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。一之介は逡巡するも決断する。友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない―。関所をめぐる人間ドラマを描いた圧巻の人情時代小説。

著者紹介

西條 奈加 (サイジョウ ナカ)  
1964(昭和39)年、北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005(平成17)年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞。’12年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、’15年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、’21年『心淋し川』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)