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小公女

新潮文庫 ハ-10-1

出版社名 新潮社
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-10-221403-9
4-10-221403-8
税込価格 737円
頁数・縦 338P 16cm
シリーズ名 小公女

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 英国領インドで何不自由なく全てのことに恵まれて育った少女セーラが
    イギリスの寄宿学校に入るところから物語が始まります。
    父親の莫大な財産を後ろ盾に、
    すべてにおいて特別扱いを受けるセーラですが、
    父親が亡くなったという一報を受け、何もかもが変わってしまいます。
    素晴らしい部屋も持ち物も取り上げられ、
    特待生から下働きへ転落、友達も離れていきます。
    それでも誇り高く振舞おうとするセーラ。
    彼女は再び幸せになれるのでしょうか!!

    おなじみ「小公女」の新訳版です。
    児童文学ではありますが、
    新しい訳はむしろ大人が読み応えあるものになっています。
    「不幸の煮しめ系ヒロインもの」の元祖・定番とあって、
    不遇にも負けないセーラの姿は力強く、
    読むと、こう、、「頑張ろう!」と思える作品です。

    (2014年11月12日)

商品内容

要旨

暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。ある日、父親が全財産を失い亡くなったという知らせが入る。孤児となったセーラは、召使いとしてこき使われるようになるが…。苦境に負けない少女を描く永遠の名作、待望の新訳!

著者紹介

バーネット,フランシス・ホジソン (バーネット,フランシスホジソン)   Burnett,Frances Hodgson
1849‐1924。英国マンチェスターの富裕な商人の家に生れるが、幼くして父を失い、家族とともに米国に移住。家計を助けるために作家活動を始める。次男をモデルにした『小公子』(1886)、続く『小公女』(1905)で成功をおさめ、『秘密の花園』(’11)で名声を不動のものにする。明治期の日本にも紹介され、現代に至るまで長く読まれている児童文学作家である
畔柳 和代 (クロヤナギ カズヨ)  
1967年生れ。東京医科歯科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)