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ローマ亡き後の地中海世界 下

出版社名 新潮社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-10-309631-3
4-10-309631-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 383,14P 21cm
シリーズ名 ローマ亡き後の地中海世界

商品内容

要旨

キリスト教連合艦隊vs「海賊」率いるトルコ海軍。地中海の命運を決する男たちのスリリングな海戦。制海権をめぐる一千年の攻防を描く歴史巨編。

目次

第4章 並び立つ大国の時代(コンスタンティノープルの陥落
読者へのお願い ほか)
第5章 パワーゲームの世紀(若き権力者たち
法王クレメンテ ほか)
第6章 反撃の時代(マルタ島攻防記
「マルタの鷹」 ほか)
第7章 地中海から大西洋へ(ハレムのヴェネツィア女
騎士と海賊 ほか)
附録1 民族によって異なる海賊対策
附録2 関連する既刊書

出版社
商品紹介

地中海の命運は、海賊と、キリスト教連合軍の名将との戦いに握られた。熾烈な攻防戦の行方をドラマティックに描き出す完結編。

おすすめコメント

地中海の命運は、トルコ帝国海軍とキリスト教国連合軍の決戦に委ねられた――。コンスタンティノープルを陥落させ、トルコは西欧への攻勢を強めるばかりだった。イスラムの海賊の頭目「赤ひげ」は、ついにトルコ海軍総司令官に昇り詰める。迎え撃つは、キリスト教国連合軍の名将、アンドレア・ドーリア。周辺各国のパワーゲームも熾烈を極める中、この両巨頭の攻防の行方は? 劇的に描き出される完結編。

著者紹介

塩野 七生 (シオノ ナナミ)  
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2001年、『塩野七生ルネサンス著作集』全7巻を刊行。02年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。06年、「ローマ人の物語」第15巻を刊行し、同シリーズ完結。07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)