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飛び立つ季節

旅のつばくろ

出版社名 新潮社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-10-327522-0
4-10-327522-7
税込価格 1,100円
頁数・縦 218P 18cm

商品内容

要旨

いつだって旅はある、そう、夢の場所がある限りは―。初めての一人旅で訪れた男鹿半島、檀一雄の墓に参った福岡、吉永小百合と語り合った伊豆…。35編を収録した、国内旅エッセイ集。

目次

雨雲からの逃走
心残り
続けて通えば
ぽつりぽつりと
地下広場
蜜柑とアンパン
風景をつなげる
旅のリンゴ
いつか棚
待てば海路の
秋の祝福
竹林を歩きながら
逗留
天城越え
連れられて
すれ違い
訊ねることから
八雲のまなざし
静寂の中
崩れるままに
蝉のレスキュー
どちらが先か
幻の占い師
滝は流れる
衣笠

木造駅舎
日光号
隙間を空ける
時のふりかけ
黄金の刻
もうひとつの黄金の刻
赤いポスト
記憶のかけら

出版社・メーカーコメント

いつだって旅はある。そう、夢の場所がある限りは――。16歳のとき初めて一人で旅した秋田県男鹿半島、檀一雄の墓に参った福岡県柳川、吉永小百合と語り合った伊豆の修善寺……旅先での風景を前に、「あの頃」と「いま」が交錯する。JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」で人気を博した連載などから35編を収録、『深夜特急』の著者が気の向くままに歩き続けた、国内旅エッセイ集。

著者紹介

沢木 耕太郎 (サワキ コウタロウ)  
1947年東京生れ。横浜国立大学経済学部卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞。その後も『深夜特急』や『檀』など今も読み継がれる名作を次々に発表し、2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)