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発酵野郎! 世界一のビールを野生酵母でつくる

出版社名 新潮社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-10-352741-1
4-10-352741-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 214,9P 19cm

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要旨

数々の権威ある国際大会受賞歴や、品質と独創性で注目を集めるクラフトビールメーカー「伊勢角屋麦酒」。伊勢市の戦国時代から続く老舗の餅屋の21代目が立ち上げたビール事業だったが、これまでの道のりは決して平坦ではなかったようだ。醸造の素人だった創業者は、いかに事業を成功に導いたのか。本書では、伊勢角屋麦酒の創業者兼社長が、“超遠回り”だった自身と同社のサクセスストーリー、そしてビールの大事な原料である「酵母」について語っている。大学で微生物の研究に熱中した著者は、卒業して家業を継いだ後、酒税法改正でビール製造免許取得の要件が緩和されたことをきっかけに、クラフトビール事業に乗り出す。本書では、国際大会の審査員に手を挙げたり、伊勢の森で天然の酵母を採取してユニークなビールを開発したりと、多くの失敗から学びながらもチャレンジを続ける自らの姿勢と行動を描いている。著者は1967年生まれで、東北大学農学部卒業後、家業の「二軒茶屋餅角屋本店」を継ぐ。1997年に「伊勢角屋麦酒」を創業。世界で最も歴史あるビール審査会「The International Brewing Awards 2019」では同社の「ペールエール」が2大会連続で金賞に輝いた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年9月13日]

商品内容

要旨

戦国時代創業の老舗餅屋から始まった快進撃の原動力は、幼い頃からの「微生物」好きだ。伊勢の森で野生酵母を採取、単離し、ビールに仕上げる途上で博士号まで取得する情熱と凄腕ぶり―とは裏腹に、失敗続きのトンネルを抜けたのは40代になってから。好きこそものの上手なれ!これぞ「研究開発型」人生、新たな働き方のかたち。研究開発型発酵が生み出す、超遠回りサクセスストーリー!

目次

1章 餅屋で終わってたまるか
2章 ビール造りの天国と地獄
3章 ビール・サイエンスラボを目指す
4章 無限の酵母愛を胸に
5章 50歳にしてやっと自分も発酵してきた
6章 伊勢をもっと発酵させてやる
7章 こんな奴が成功しているクラフトビール界
8章 日本のクラフトビール新時代に
9章 オレ流発酵組織論
番外編 クラフトビールの愉しみ方

おすすめコメント

世界一に輝き続ける伊勢角屋麦酒。その快進撃の原動力は「微生物好き」だ。研究開発型発酵が生み出す、超遠回りサクセスストーリー!

著者紹介

鈴木 成宗 (スズキ ナリヒロ)  
伊勢角屋麦酒社長。1967年伊勢市生まれ。東北大学農学部卒業後、創業1575年、20代続く家業の「二軒茶屋餅角屋本店」の餅屋の仕事に就く。1994年の酒税法改正で可能となった小規模醸造、ビール造りに「伊勢角屋麦酒」として97年に創業。レストラン経営にも乗り出すがうまく回らずどん底に。2003年、日本企業初の「Australian International Beer Awards」金賞を皮切りに数々の賞を受賞、世界で最も歴史あるビール審査会「The International Brewing Awards2019」で「ペールエール」が2大会連続で金賞に輝いた。2004年頃から学んだMGやランチェスター戦略等が経営に活き、近年は毎年増収増益だ。日本商工会議所青年部の中地区副会長を務めた経験も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)