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無頼の画家曾我蕭白

とんぼの本

出版社名 新潮社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-10-602184-8
4-10-602184-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 127P 21cm

商品内容

要旨

悪夢のような凄まじい画から、軽妙洒脱な水墨画やドラマチックな山水画まで―めくるめく“水墨サイケデリック”の世界へようこそ。江戸中期の京都、伊勢、播磨を舞台に筆一本でどん底から這い上がった叩き上げ画家の尋常ならざる作品世界を、とくとご覧あれ。

目次

怪力乱神図鑑
第1章 紺屋の息子、伊勢へ
第2章 奇ッ怪大作戦
第3章 瀟洒なテクニシャン
第4章 通俗ばんざい!
第5章 濃密山水
芸術の魔界に踏み込んだ画家

出版社
商品紹介

悪夢のような凄まじい画から繊細で洒脱な水墨画まで描ききる。江戸中期の京都・伊勢を舞台に活躍した絵師の奇天烈世界へようこそ。

おすすめコメント

奇天烈御免! めくるめく“水墨サイケデリック”の世界へようこそ。舞台は江戸中期の京都・伊勢・播磨。悪夢のような凄まじい画から、軽妙洒脱な水墨画やドラマチックな山水画までを易々と描ききる、型破りの絵師がいた。その名は蕭白。裕福な商家に生まれるも十代で両親を亡くし、ひとり人生の荒波に立ち向かう。筆一本でどん底から這い上がった叩き上げ画家の尋常ならざる作品世界を、とくとご覧あれ!

著者紹介

狩野 博幸 (カノ ヒロユキ)  
1947年福岡県生まれ。日本近世美術史専攻。九州大学大学院博士課程中退。京都国立博物館(美術室長・京都文化資料センター長)を経て、同志社大学文化情報学部教授。専門は桃山絵画と江戸絵画(浮世絵を含む)。狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派(狩野永徳・長谷川等伯・俵屋宗達・尾形光琳・伊藤若冲・曾我蕭白・長澤蘆雪・葛飾北斎・歌川広重ら)の作品と伝記を研究。博物館時代には「没後200年 若冲」展(2000年)、「アート・オブ・スターウォーズ」展(2003年)、「曾我蕭白 無頼という愉悦」展(2005年)などの企画を手がけた
横尾 忠則 (ヨコオ タダノリ)  
1936年兵庫県生まれ。美術家。1969年パリ青年ビエンナーレ展版画部門でグランプリを受賞し、1972年にニューヨーク近代美術館で個展を開催。その後もパリ、ベネチア、サンパウロ、バングラデシュほか各国のビエンナーレに出品するなど国際的に活躍。1997年兵庫県立近代美術館、神奈川県立近代美術館、2001年富山県立近代美術館、原美術館、2002年東京都現代美術館、広島市現代美術館、2003年京都国立近代美術館、2005年熊本市現代美術館、2006年カルティエ現代美術財団(パリ)、2008年世田谷美術館、兵庫県立美術館、フリードマン・ベンダ・ギャラリー(ニューヨーク)など国内外の美術館で個展を開催。1995年毎日芸術賞、2000年ニューヨークADC Hall of Fame受賞。2001年紫綬褒章受章。2006年日本文化デザイン大賞受賞など多数。また小説『ぶるうらんど』では2008年度泉鏡花文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)