• 本

核時代の想像力

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-10-603584-5
4-10-603584-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 327P 20cm

商品内容

要旨

『万延元年のフットボール』を書きあげた小説家は、1968年、意欲的な連続講演をおこなった。文学とはなにかを問い、沖縄とアメリカを考え、映画と明治百年と犯罪を論じ、往生要集やヌーボー・ロマン、そして核時代の生き方をめぐって語り続けた。今こそ鮮明な11のメッセージに、2007年の新たなエピローグを付す。

目次

プロローグのための短い小説=沈黙の講演者
戦後において確認される明治
文学とはなにか?
アメリカ論
核時代への想像力
文学外とのコミュニケイション
ヒロシマ、アメリカ、ヨーロッパ
犯罪者の想像力
行動者の想像力
想像力の死とその再生
想像力の世界とはなにか?
限りなく終りに近い道半ばのエピローグ

出版社
商品紹介

1968年、作家は語り続けた。沖縄、ヌーボー・ロマン、犯罪、アメリカ…そして核時代の生き方をめぐる今こそ鮮明な11のメッセージ。

おすすめコメント

「この本でぼくが考えていたことは、ほとんどすべてが、いまに続いています」 1968年、小説家は生涯ただ一度の連続講演を行なった。文学とは何かを問い、沖縄とアメリカを考え、映画、演劇、彫刻を論じ、そして核時代の生き方をめぐって語り続けた。あれから40年――私たちはいまだに「核時代」を生きている。21世紀の今こそ鮮明な11のメッセージに、2007年の新たなエピローグを付す。

著者紹介

大江 健三郎 (オオエ ケンザブロウ)  
1935年、愛媛県生れ。東京大学仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、1958年に「飼育」で芥川賞を受賞。以後、つねに現代文学の最先端に位置して作品を発表し続けてきた。1994年にはノーベル文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)