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『帝都復興史』を読む

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-10-603698-9
4-10-603698-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 271P 20cm

商品内容

要旨

内務大臣・後藤新平がさっと広げた復興事業の大風呂敷に、「コノサイ」ですからと湧き上がった大衆の肉声―。関東大震災による帝都壊滅から、昭和天皇が臨席し祝賀した「帝都復興祭」まで、当時の政府の迅速な対応、政治家や財界人が繰り広げた暗闘、各界各層の百家争鳴ぶりなど、6年7ヶ月の日々を、3400ページの奇書『帝都復興史』をネタに、生き生きと甦らせる。

目次

第1章 さっと広げた大風呂敷(可成り風強く、帝都壊滅
遷都の恐怖、動揺する帝都 ほか)
第2章 吼える巨魁―暗闘の顛末(激論暗闘の十一月
意気軒昂な大風呂敷―蜜月の参与会 ほか)
第3章 百家争鳴―コノサイですから(コノサイだから「メートル法」
「ヒコーキ対応」をコノサイ ほか)
第4章 復興の果実(七年の成果、万歳!
美辞麗句が躍る復興の帝都 ほか)
第5章 総括・帝都復興(細民教育者の視点
愛市の情が足りない ほか)

出版社
商品紹介

関東大震災発生から六年半後の「帝都復興祭」まで、不思議な明るさに満ちた当時の人々の肉声を、苦難の現代に甦らせる。

著者紹介

松葉 一清 (マツバ カズキヨ)  
建築評論家、武蔵野美大教授(近現代建築・都市論)。1953年神戸市生まれ。京都大学建築学科卒。朝日新聞特別編集委員などを経て、2008年から現職。東京が世界都市になり得た時代として、関東大震災後の復興期に着目し論考を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)