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文明が衰亡するとき

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-10-603709-2
4-10-603709-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 301P 20cm

商品内容

要旨

なぜ文明は衰亡してしまうのか?本書では、巨大なローマ帝国が崩壊する過程や、中世の通商国家ヴェネツィアの興亡を検証。繁栄そのものの中に衰亡の本質はあり、その原因には多くの共通項があることを説く。そして現代、膨張し続ける超大国アメリカにも、すでに衰亡の萌芽が…。人類の栄光と挫折のドラマを描く、必読の文明論。

目次

いま、なぜ、衰亡論か
第1部 巨大帝国ローマの場合(美徳の喪失
大衆社会状況の出現
巨大なものの崩壊)
第2部 通商国家ヴェネツィアの栄光と挫折(小人工島国の興隆
繁栄を襲った試練
豊かな社会の内なる変化)
第3部 現代アメリカの苦悩(戦後アメリカの都市の盛衰
優越の終り
工業文明への信念の動揺
大きな政府と活力の衰頽)
通商国家日本の運命

出版社
商品紹介

巨大帝国ローマ、通商国家ヴェネツィア、現代の超大国アメリカ。衰亡の歴史に隠された共通項とは…。必読の文明論。文字拡大改版。

著者紹介

高坂 正堯 (コウサカ マサタカ)  
昭和9年京都生れ。京都大学法学部卒。38年に発表した「現実主義者の平和論」が、当時の論壇に多大な衝撃を与えた。46年、京都大学教授に就任。著書に吉野作造賞を受賞した『古典外交の成熟と崩壊』などがある。また、平和安全保障研究所理事長、ロンドン国際戦略研究所理事や中曾根首相の私的諮問機関「平和問題研究会」の座長もつとめた。平成8年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)