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ロマネスク美術革命

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-10-603775-7
4-10-603775-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 270P 20cm

商品内容

文学賞情報

2016年 第38回 サントリー学芸賞・芸術・文学部門受賞

要旨

11〜12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。

目次

第1章 かわいい謎 異様な造形
第2章 ロマネスク再発見
第3章 語りだす柱頭
第4章 かたちの自由を求めて
第5章 海獣たちの変貌
第6章 聖堂をいかにデザインするか
第7章 ロマネスクの作り手たち
第8章 世俗化と大量生産の時代へ
終章 ロマネスクの美

出版社
商品紹介

ピカソも脱帽!古くて新しいロマネスクの美を知っていますか?千年前のヨーロッパで花ひらいた画期的表現に、あらたな光をあてる。

おすすめコメント

ピカソも脱帽! 古くて新しいロマネスクの美を知っていますか? 11〜12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく変える「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実より形の自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダンアートにも通じる美の多様性を再発見する。

著者紹介

金沢 百枝 (カナザワ モモエ)  
1968年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士。学術博士。現在、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究している。2011年、島田謹二記念学藝賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)