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あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書

新潮新書 125

出版社名 新潮社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-10-610125-0
4-10-610125-4
税込価格 924円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

戦後六十年の間、太平洋戦争は様々に語られ、記されてきた。だが、本当にその全体像を明確に捉えたものがあったといえるだろうか―。旧日本軍の構造から説き起こし、どうして戦争を始めなければならなかったのか、引き起こした“真の黒幕”とは誰だったのか、なぜ無謀な戦いを続けざるをえなかったのか、その実態を炙り出す。単純な善悪二元論を排し、「あの戦争」を歴史の中に位置づける唯一無二の試み。

目次

第1章 旧日本軍のメカニズム(職業軍人への道
一般兵を募る「徴兵制」の仕組み ほか)
第2章 開戦に至るまでのターニングポイント(発言せざる天皇が怒った「二・二六事件」
坂を転げ落ちるように―「真珠湾」に至るまで)
第3章 快進撃から泥沼へ(「この戦争はなぜ続けるのか」―二つの決定的敗戦
曖昧な“真ん中”、昭和十八年)
第4章 敗戦へ―「負け方」の研究(もはやレールに乗って走るだけ
そして天皇が動いた)
第5章 八月十五日は「終戦記念日」ではない―戦後の日本

おすすめコメント

いったい誰が、なぜ始めたのか。説明できますか?この60年、我々は本当にその「答え」を出してきただろうか。単純な善悪二元論を排し、太平洋戦争の「開戦と泥沼のメカニズム」を明らかにする画期的な論考!

著者紹介

保阪 正康 (ホサカ マサヤス)  
1939(昭和14)年、北海道生まれ。ノンフィクション作家、評論家。同志社大学卒業。近現代史、特に昭和史の実証的研究を志す。立教大学非常勤講師などを務める傍ら、個人誌『昭和史講座』を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)