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メディアとテロリズム

新潮新書 324

出版社名 新潮社
出版年月 2009年8月
ISBNコード 978-4-10-610324-7
4-10-610324-9
税込価格 792円
頁数・縦 219P 18cm
シリーズ名 メディアとテロリズム

商品内容

要旨

「メディアの存在はテロリストに酸素を供給しているようなもの」(サッチャー英元首相)。いまやテロリストはTVやネットなどのメディアで自らの存在をアピールし、犯行を喧伝する。対するメディアはそれを報じ、部数や視聴率を稼ぐ。これでは“共生”どころか“共犯”ではないのか?気鋭のメディア社会学者による“負のスパイラル”の歴史、現状、そして解決策―。

目次

序章 「撃つなアブドゥル!まだゴールデンタイムじゃない!」
第1章 北京オリンピックは「テロの舞台」だった
第2章 テロリズム時代の到来―9・11テロ事件とオウム
第3章 政治的コミュニケーションとしてのテロ―一九七〇年代以前
第4章 恐怖と不安を充満させるテロリズム―一九八〇年代
第5章 テロとメディアの共生関係―一九九〇年代
第6章 政府・企業による監視社会へ―二〇〇〇年代
第7章 テロリズムに対してメディアはどうあるべきか
終章 オバマ政権の誕生―新時代に突入したテロリズム問題

著者紹介

福田 充 (フクダ ミツル)  
1969(昭和44)年生まれ。現コロンビア大学客員研究員(NY在住)、日本大学法学部新聞学科准教授(メディア社会学)。東京大学大学院・博士課程単位取得退学。専門はテロや災害などメディアの危機管理。内閣官房等でテロ対策や危機管理関連の委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)