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国家の命運

新潮新書 390

出版社名 新潮社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-10-610390-2
4-10-610390-7
税込価格 748円
頁数・縦 188P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

周辺諸国との間にトラブル等が続出し、いま日本外交が国内外から厳しい目にさらされている。そんな中、あるべく外交の姿を探るべく、本書では、外交官として日米構造会議や、北朝鮮の問題をめぐる六ヵ国協議など数々の外交の修羅場を経験してきた著者が、自身の経験と、そのなかで学んだ「外交のポイント」を語っている。そしてその「ポイント」は、政治の局面だけでなく、ビジネスにおける「交渉」においても通用する、本質を突いたものとして提示されている。また、今後、国際社会の中で日本がどのような立ち振る舞いをすべきか、という指針も提言。著者は、外務省において、北米局課長、経済・政治担当外務審議官、外務事務次官等を歴任し、2010年に退任、顧問に就任している。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2010年12月3日])

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商品内容

要旨

国益を背負う外交の現場とは、いかなるものなのか。世界という視座から見た日本は今、どういう国なのか。戦後最大の経済交渉となった日米構造協議の内実、にわかに台頭する中国の外交スタンス、独裁国家北朝鮮との話し合いの難しさ、先進国サミットの裏側…四十年余の外交官生活をふり返りながら、衰えゆく日本の国勢を転回させるための針路を提示する。

目次

第1章 「アメリカ離れ」のすすめ
第2章 日本的外交の限界
第3章 衰退する国家から転回を
第4章 外交交渉の要諦
第5章 北朝鮮はなぜ手ごわいか
第6章 海洋国家の矜持
第7章 アジアの中の日本
第8章 先進国首脳会議の裏側

著者紹介

藪中 三十二 (ヤブナカ ミトジ)  
1948(昭和23)年大阪府生まれ。大阪大学法学部中退。北米局課長時代に日米構造協議を担当。アジア大洋州局長として六ヶ国協議の日本代表を務め、北朝鮮の核や拉致問題の交渉にあたる。経済・政治担当外務審議官をへて、外務事務次官を2010年に退任し、顧問に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)