• 本

速記者たちの国会秘録

新潮新書 395

出版社名 新潮社
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-10-610395-7
4-10-610395-8
税込価格 770円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

「特等席」に座り続ける国会速記者の証言は、そのまま戦後政治の裏面史である。ある者は東京裁判の判決文に関わって監禁生活を強いられ、ある者は吉田茂の「バカヤロウ」を聞き逃さず記録し、またある者は乱闘国会で前歯を失った。仰天の漢字誤読議員、田中角栄が見せた激昂、ずぶ濡れでなだれ込んできた安保デモ隊、中曽根康弘の思わぬ差し入れ―。「もの言わぬ職人」四十人が初めて固い口を開いた、本邦初の貴重な証言録。

目次

第1章 東京裁判「最後の生き証人」
第2章 速記者を泣かせた「難物」議員
第3章 抹消された「バカヤロウ」発言
第4章 安保闘争が残した高い柵
第5章 舌と喉が弱点だった池田勇人
第6章 コンピューターの“狂い”
第7章 台本があった「総理は男妾」発言

おすすめコメント

【国会の「職人」40人が初証言!】吉田茂のつぶやき、田中角栄の激昂、中曽根康弘の気配り。「特等席」に座り続ける国会速記者の証言は、そのまま戦後政治の裏面史である。ある者は東京裁判の判決文に関わって監禁生活を強いられ、ある者は吉田茂の「バカヤロウ」を聞き逃さず記録し、またある者は乱闘国会で前歯を失った。仰天の漢字誤読議員、田中角栄が見せた激昂、ずぶ濡れでなだれ込んできた安保デモ隊、中曽根康弘の思わぬ差し入れ――。「もの言わぬ職人」四十人が初めて固い口を開いた、本邦初の貴重な証言録。

著者紹介

菊地 正憲 (キクチ マサノリ)  
1965(昭和40)年北海道生まれ。国学院大学文学部卒業。北海道新聞記者を経て03年にフリージャーナリストに。徹底した現場取材力で政治・経済から歴史、社会現象まで幅広いジャンルの記事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)