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なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争

新潮新書 700

出版社名 新潮社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-10-610700-9
4-10-610700-7
税込価格 880円
頁数・縦 255P 18cm

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要旨

インターネット上には、膨大な量のニュースやブログ記事、SNSの書き込み、画像・動画などのコンテンツが溢れている。それらは、かつては新聞社や出版社、放送局が一定のパッケージ(新聞や書籍、番組など)として提供していたものだ。今ではパッケージは細かく分断され、個々のコンテンツがヤフーニュースをはじめとするポータルサイトなどで消費される。多大なアクセスを獲得するポータルサイト(=メディア)は、コンテンツの中身や価値・価格を都合のいいように改変したりもするようになった。本書では、こうしたメディアと、それに抵抗するコンテンツ提供企業のせめぎ合いを取材。昨今の「まとめサイト」問題など、現代から近未来へのメディアとコンテンツのあり方を考える上で示唆に富む分析を提供している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年2月14日]

商品内容

要旨

生き残りを懸けたメディアの攻防戦がすでに始まっている!アマゾンやSNS、スマホの台頭で、小分けされ薄利多売での競争を強いられるコンテンツ。ネット全盛時代に敗色濃厚の新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。出版を支える大日本印刷、新しいジャーナリズムを目指すニュースサイト、仮想とリアルをつなぐドワンゴ等への取材をもとにその可能性を検証。これからの時代を掴むための最先端メディア論。

目次

第1部 デジタルは活字を殺すのか(コンテンツとメディアの興亡
大日本印刷の新展開
だれが「本」を守るのか
活版印刷が消えた日)
第2部 スマホはジャーナリズムを殺すのか(ソーシャルメディアは何を変えようとしているのか
スマホ化後のジャーナリズム)
第3部 ネットはコンテンツを殺すのか(テレビの見る「夢」
ニコニコ動画が誕生するまで
ドワンゴが創出したコミュニティ)

おすすめコメント

生き残りを懸けた、メディアの攻防戦! ネット・スマホ全盛時代に、小分けされ、薄利多売を強いられるコンテンツ。はたして新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。時代を?むための最先端メディア論。

著者紹介

武田 徹 (タケダ トオル)  
1958(昭和33)年東京生まれ。ジャーナリスト・評論家。恵泉女学園大学人間社会学部教授。国際基督教大学大学院博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)