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親ガチャの哲学

新潮新書 1023

出版社名 新潮社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-10-611023-8
4-10-611023-7
税込価格 880円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

もっと裕福な家庭に、魅力的な容姿に生まれたかった、いっそのこと生まれてこないほうがよかった…近年、若者の間で瞬く間に広がった「親ガチャ」という言葉。人は生まれてくる時代も場所も、家庭環境も選ぶことはできない。そうした出生の偶然性に始まる人生を、私たちはどう引き受けるのか。運命論と自己責任論とが交錯するなか、人気漫画からハイデガーやアーレントまで、社会と哲学の両面から読み解く。

目次

序章 運VS努力―人生を決めるのはどちらなのか
第1章 「親ガチャ」とは何か
第2章 「無敵の人」の自暴自棄
第3章 反出生主義の衝撃
第4章 ゲノム編集で幸せになれるか
第5章 自分の人生を引き受ける―決定論と責任
第6章 親ガチャを越えて
終章 自己肯定感―私が私であるという感覚

出版社・メーカーコメント

もっと裕福な家庭に、魅力的な容姿に生まれたかった、いっそのこと生まれてこないほうがよかった……近年、若者の間で瞬く間に広がった「親ガチャ」と「反出生主義」。人は生まれてくる時代も場所も、家庭環境も選ぶことはできない。そうした出生の偶然性に始まる人生を、私たちはどう引き受けるのか。運命論と自己責任論とが交錯するなか、人気漫画からハイデガーやアーレントまで、社会と哲学の両面から読み解く。

著者紹介

戸谷 洋志 (トヤ ヒロシ)  
1988年、東京都生まれ。関西外国語大学准教授。専門は哲学・倫理学。法政大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)