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人生の壁

新潮新書 1066

出版社名 新潮社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-10-611066-5
4-10-611066-0
税込価格 968円
頁数・縦 205P 18cm

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要旨

養老孟司氏の代表作でもある、2003年4月に発売された『バカの壁』は空前のベストセラーとなり、その後も『死の壁』『「自分」の壁』など6作品が「壁」シリーズとして刊行されてきた。現代人が直面する課題に独自の視点で迫る同シリーズ。養老氏自身が「壁」シリーズとしては「そろそろお終い」とする最新作が『人生の壁』である。
本書では、87歳になる現在も健筆をふるい続ける解剖学者の養老孟司氏が、幼少期、青年期といった人生のさまざまな時期における問題、日本社会や世界の現状などについて、自身の経験を振り返りつつ、本質的な問題を考察している。子どもの頃から山で虫採りに夢中になる傍ら読書に親しみ、「自然は嘘をつかない」と「確実さ」を求めて解剖学を志した養老氏ならではの視点の先には、常に「自然とのつながり」があるようだ。
著者の養老氏は、東京大学名誉教授。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』をはじめとして、ベストセラーを含む多数の著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年1月17日]

商品内容

要旨

生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。どう上手にかわすか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「人の気持ちは論理だけでは変わらない」「居心地の良い場所を見つけることが大切」「生きる意味を過剰に考えすぎてはいけない」―自身の幼年期から今日までを振り返りつつ、誰にとっての厄介な「人生の壁」を越える知恵を正面から語る。

目次

第1章 子どもの壁(子どもを上手に放っておきたい
子ども時代は大人になるための準備期間ではない
子どもを大人扱いするのは大人の身勝手)
第2章 青年の壁(解剖学を選んだのは「確実」だったから
煩わしいことにかかわるのは大切
貧乏は貴重な経験)
第3章 世界の壁、日本の壁(世界は一つにはなれない
歴史は急によみがえる
日常生活は生きる基本である)
第4章 政治の壁(あいまいなのは悪いことではない
自給自足を基本に考える
数字に惑わされてはいけない)
第5章 人生の壁(怒りっぽい人が見ていないこと
人生とは学習の場)

出版社・メーカーコメント

生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「生きる意味を過剰に考えすぎない」--87歳となる養老先生が、自身の幼年期からを振り返りつつ、誰にとっても厄介な「人生の壁」を超える知恵をやさしく語る。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937(昭和12)年、神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。89年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)