このソプラノとオーケストラのためのモテットは、優れたカストラート歌手 V． ラウッツィーニのためにモーツァルトが1773年1月に作曲したもので（当時17歳）、日本では《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》と訳されて知られています。幸せな喜びに満たされたこの作品は、イタリア式序曲（シンフォニア）の形式による3つの楽章から成っており、教会音楽というよりも当時の交響曲との関連が指摘されているものです。　オイレンブルク版は、アルフレッド・アインシュタインがベルリン国立図書館にある自筆譜を元に校訂したフル・スコアです。（翻訳：石川亮子）

【掲載曲】　 モテット／エクスルターテ・ユビラーテ（踊れ、喜べ、幸いなる魂よ）