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桜花の記憶

河野裕子エッセイ・コレクション

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-12-004378-9
4-12-004378-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

病んでいても健やかな歌を作りたい―死の十日前に綴られ、死後発表された「実作教室」、そして歌を詠む人へのメッセージを収録。若き日から死の直前までの心に沁み入る七三の掌篇。

目次

1(皺をつまむ
くしゃくしゃ、ざわっと
人魂捕獲作戦 ほか)
2(岡崎の動物園
山菜のたのしみ
幽霊 ほか)
3(しんしんとひとすぢ続く蝉のこゑ
河野(こうの)さんと呼ぶ人
蝉と蛍―死と生のサイン ほか)
4(作歌の道具立て
サフランの歌など
十首のうち一首―私の短歌作法(1) ほか)

出版社
商品紹介

一昨年、惜しまれながら逝った歌人のエッセイ集。若き日の日記から、鉛筆を持つ力を失っても残したかった最後のメッセージまでを収録。

著者紹介

河野 裕子 (カワノ ユウコ)  
1946(昭和21)年、熊本県に生まれる。歌人。京都女子大学卒業。在学中に角川短歌賞を受賞(受賞作「桜花の記憶」は歌集『森のやうに獣のやうに』に収載)。「コスモス」短歌会を経て、1990年に「塔」短歌会に入会。2008年から宮中歌会始詠進歌選者。『ひるがほ』(現代歌人協会賞)、『桜森』(現代短歌女流賞)、『歩く』(若山牧水賞、紫式部文学賞)、『母系』(斎藤茂吉短歌文学賞、迢空賞)、『葦舟』(小野市詩歌文学賞)などの歌集の他、エッセイ集がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)