オーケストラ解体新書
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2017年9月 |
ISBNコード |
978-4-12-005007-7
(4-12-005007-6) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 246P 20cm |
商品内容
要旨 |
“感動”の舞台裏に秘められたドラマ。常に最高のパフォーマンスを目指し、音楽の喜びを伝えることに情熱を注ぐオーケストラ。指揮者、楽団員、そして事務は何を考え、どのように行動しているのか。コンサートが作られていくプロセスを楽しく「暴露」する前代未聞の案内書!2018年4月に読響の首席客演指揮者に就任する山田和樹らによる座談会や、クラシック業界関係者への多角的なインタビューも収録。 |
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目次 |
第1章 一期一会の音楽を作る |
おすすめコメント
コンサートホールは、携帯電話や身の回りの雑音から切り離され、音楽に集中するには最適の空間だ。管弦楽器の美しい響き、ティンパニや大太鼓、シンバルの迫力ある音が、直接体に伝わってくる。CDやDVDの再生装置で聴く音楽とは明らかに違う。演奏会に向けて、指揮者やソリスト、楽員たちは、それぞれが入念に準備し、本番では最高のパフォーマンスを発揮する。 本書は、一九六二年に創設され、日本を代表するオーケストラである読売日本交響楽団(読響)を俎上に載せた。楽員と事務局員が車の両輪となって、年間一〇〇回以上の演奏会を作っていく。オーケストラの構成員たちは、日頃何を考えているのか。オーケストラの内側から紹介したい。一つのコンサートが出来上がるまでの物語は、クラシックファンだけでなく、クラシック音楽に馴染みの薄い人にも、興味を持って読んでもらえるだろう。