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諡 天皇の呼び名

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-12-005194-4
4-12-005194-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 211P 20cm

商品内容

要旨

天皇の死後の呼び名を「諡号」という。その諡号のあり方は、時代によって大きく変遷してきた。明治以降は、一世一元の制のもと、在位中の元号をもって呼ばれることになる。本書では、中国の廟号・諡号との比較から、日本への導入、変容の過程を辿り、日本独自の諡号のあり方を解明する。さらに、王朝交代がなく、「万世一系」とされる日本において、諡号の果たした役割、天皇が古代から現代まで存続し得た理由についても考察する。

目次

第1章 天皇家はなぜ存続してきたのか
第2章 諡号とは何か
第3章 日本の諡号の種類
第4章 日本における諡号制度の展開
第5章 諡号の変容―追号・遺諡の成立
第6章 南北朝の危機と諡号
第7章 漢風諡号の復活

おすすめコメント

天皇の死後の呼び名を「諡号」という。しかし、その諡号のあり方も時代によって大きく変遷してきた。明治以降は、一世一元の制のもと、在位中の元号をもって呼ばれることになる。本書では、中国における廟号・諡号との比較から、日本への導入、変容の過程を辿り、独自の発展を遂げた日本の諡号制の全容を明らかにする。併せて、天皇が古代から現代まで存続し得た理由についても考察する。

著者紹介

野村 朋弘 (ノムラ トモヒロ)  
1975年北海道生まれ。國學院大學大学院に在籍中、21世紀COEプログラムに携わる。同大学院を満期退学後に京都造形芸術大学非常勤講師や東京大学史料編纂所非常勤講師などを経て、京都造形芸術大学准教授。主な専門領域は天皇制や神社史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)