• 本

新型コロナからいのちを守れ! 理論疫学者・西浦博の挑戦

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-12-005359-7
4-12-005359-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 292P 20cm

商品内容

要旨

厚生労働省クラスター対策班「8割おじさん」の真実。未知のウイルスとの闘い、サイエンス・コミュニケーションへの挑戦、政治家・官僚との葛藤まで、本音で語る!「科学者の社会的使命とは何か?」自らに問いながら走り抜いた半年間の記録。

目次

第1章 はじまりの時(ダイヤモンド・プリンセス部屋にて
クラスター対策班ができた!
クラスターの共通項を探る「3密」の誕生)
第2章 クラスターを追え!(北海道が危ない!
オーバーシュートの危機が迫りくる―コミュニケーション問題の始まり
東京、大阪、そして夜間の休業要請へ)
第3章 緊急事態と科学コミュニケーション(病院クラスターが止まらない
緊急事態宣言の舞台裏で、科学コミュニケーションの場が準備される
8割と42万人
ニコニコ生放送で実行再生算数ナイト
「経済の専門家はいないんですよ」と尾身先生は言う〜経済と科学の二項対立
専門家会議が卒論を書いた〜科学者から政治家へのフィードバック)
終章 ひとときの平穏の中で(日常が戻ってくる、移動が再開する
国境があぶない、再び
「接触削減は必要なかった論」が台頭する
えぐいくらいの研究を)
対談 新たな波に立ち向かうために―西浦博×川端裕人

出版社・メーカーコメント

厚生労働省クラスター対策班の中枢でデータ分析に従事し、「8割おじさん」と呼ばれた数理モデルの第一人者が、未知のウイルスとの闘い、専門家による情報開示への挑戦、政治家・官僚との葛藤まで、ストレートに本音を語る。新型コロナウイルスの第一波に直面した際、この国の科学者が総力を結集して流行の制御に立ち向かった、感動の記録。

著者紹介

西浦 博 (ニシウラ ヒロシ)  
1977年大阪府生まれ。宮崎医科大学医学部卒業、広島大学大学院医歯薬総合研究科修了(保健学博士)。ロンドン大学、チュービンゲン大学、ユトレヒト大学、香港大学で専門研究と教育を経験。2020年8月より京都大学大学院医学研究科教授。専門は感染症数理モデルを利用した流行データの分析。厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班で流行データ分析に取り組んだ
川端 裕人 (カワバタ ヒロト)  
1964年兵庫県生まれ。東京大学教養学部卒業。『我々はなぜ我々だけなのか』(科学ジャーナリスト賞、講談社科学出版賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)