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「コミュ障」のための社会学 生きづらさの正体を探る

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-12-005518-8
4-12-005518-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

目次

第1部 大人になるための社会学―閉ざされた世界にいると思っている人のために(「モテるしぐさ」に振り回されて…―しぐさのメッセージを読む
僕たちは演技している―「多重人格」になってみる
「自分らしさ」って何だろう?―異文化理解のカギは生育歴の理解)
第2部 力強く生きるための社会学―生きる意味を感じられない人のために(身体のコンプレックスにさようなら―身体的な悩みの壁を取り払う
成熟を求めて―「何のために生きるのか」を問う)
第3部 文化系のための社会学―文化を愛する内向きの人のために(文学は誰のもの?―さまざまな読みを認め合う
音楽を愛するとは?―音楽のジャンルやメロディを超えて)
第4部 武器としての社会学―「分かち合えない」と嘆く人のために(閉ざされた風景から開かれた風景へ―敵のおかげで自分を知る
見えるものが見えない/見えないものが見える―違いがあるから面白い)

出版社・メーカーコメント

人づきあいが苦手な「コミュ障」(コミュニケーション障害)。この呼び名で、あなたは自虐的に振る舞っていますか? それとも知人をからかっていますか? 悩みを抱える読者は自分自身のメンタルを掘り下げる心理学に関心があるかもしれません。しかし、本書は「社会学」という道具を使って、自分の視野を広げて「壁」を取り払うためのポイントを紹介します。 私たちは、なんらかの情報や知識、あるいは年齢や職種といった属性から、異なる「メガネ」をかけています。このメガネの存在に気づかせてくれるのが社会学の諸理論というわけです。また、著者自身が他者と分かち合えなかった具体的なエピソードを絡めながら、少しずつ自分の見方を広げていく知の旅を提供します。 著者は「岩本先生の授業が一番人気の理由がわかった」と内田樹氏からもお墨付きをもらった人気講師。面白くてためになる白熱教室へようこそ!

著者紹介

岩本 茂樹 (イワモト シゲキ)  
神戸学院大学現代社会学部教授。1952年生まれ。奈良県出身。関西学院大学卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。30年にわたり小学校、中学校、高校の教師を務めた。関西学院大学社会学部准教授を経て2014年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)