円安が日本を滅ぼす 米韓台に学ぶ日本再生の道
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2022年5月 |
ISBNコード |
978-4-12-005538-6
(4-12-005538-8) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 237P 20cm |
商品内容
要旨 |
日本は成長がストップし、さまざまな国に抜かれた。これを食い止めなければ、約50年間続いた先進国時代は終わってしまう。国が行うべきは、変化を阻害している諸要因を除去することだ。日本を衰退させた基本的原因は、中国工業化への対処の誤りだ。本来は、技術革新で中国製品と差別化を図るべきだった。しかし、日本は、中国との価格競争で苦境に陥った産業を救済するため、賃金を抑え、かつ為替レートを円安に誘導した。そのために、古い産業が残り、技術革新が停滞して、経済全体が衰退したのだ。 |
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目次 |
第1章 日本が先進国だった時代が終わろうとしている |
出版社・メーカーコメント
日本はいま先進国の地位を失う瀬戸際に立たされている。さまざまな経済指標がそれを示している。一人あたりGDPがOECD平均に追いついたのが1970年代の初めだった。この時に日本は先進国の仲間入りをし、一時はアメリカより豊かになった。しかし、1990年代の中頃以降、日本の成長がストップし、日本はさまざまな国に抜かれた。これを食い止めなければ、約50年間続いた日本の先進国の時代は終わってしまう。本書は、賃金を中心に、日本経済の衰退がなぜ生じたのか、それを克服するには何が必要かを考える。