• 本

食われる国

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-12-005611-6
4-12-005611-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 321P 20cm

商品内容

要旨

2050年。日本の国力は低下し、海外資本が大量に流入。人口も減少し、かつて栄えた都市も今や廃墟と化していた。刑事である谷悠斗は池袋で発生した外国人拉致事件を追ううち、中国資本「未来集団」が経営するカジノに潜入することになる。不当逮捕された悠斗は民間刑務所に収監される。洗脳とも言える教育の果てに「未来集団」の一員として、日本国土の買収を繰り返す―。悠斗に、そしてこの国に希望はあるのか?荒廃が待つ未来の中に微かな光を示す傑作長編。

出版社・メーカーコメント

この国にはもう、抵抗する力がない。人種差別、AI裁判、民間刑務所、洗脳教育――俺たちは、求められるようにしか生きられないのか。2050年。日本の国力は低下し、海外資本が大量に流入。人口も減少し、かつて栄えた都市も今や廃墟と化していた。刑事である谷悠斗は池袋で発生した外国人拉致事件を追ううち、中国資本「未来集団」が経営するカジノに潜入することになる。これが地獄の始まりだった。不当逮捕された悠斗は民間刑務所に収監される。洗脳とも言える教育の果てに「未来集団」の一員として、日本国土の買収を繰り返すことになる――。悠斗に、この国に希望はあるのか? 荒廃が待つ未来の中に微かな光を示す傑作長編。

著者紹介

萩 耿介 (ハギ コウスケ)  
1962年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部ドイツ文学科卒。2008年『松林図屏風』で第2回日経小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)