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アートの値段 現代アート市場における価格の象徴的意味

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-12-005645-1
4-12-005645-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 342P 22cm

商品内容

要旨

アート作品の価格は市場のメカニズムでは説明ができない。芸術家、画廊オーナー、オークションハウス、コレクターなどが構成する特異な「意味システム」の中で、価格は多くのことを我々に語りかけている。価格が持つ文化的な意味とは。芸術に値付けする技法を解き明かす。

目次

序章
第1章 アート市場の構造
第2章 意味の交換
第3章 後援者vs.便乗者
第4章 価格の決定要因
第5章 値付けの技法
第6章 価格の物語
第7章 価格の象徴的意味
第8章 結論

出版社・メーカーコメント

多くの人は、オークションに出品された有名な絵画の落札額に驚愕したり、困惑したりしたことが少なからずあるはずだ。なぜ人びとは困惑するのか? その根源には、値段が付けられる「プロセス」の不透明さがある。実は、絵画をはじめとするアート作品の値段は、作品単体の良し悪しに対する評価ではなく、芸術家、画廊オーナー、オークションハウス、コレクターなど多くのプレイヤーが参加する「意味交換システム」の中で決定される。本書では、アート市場という特殊な交換の場におけるゲームのルール、「意味の交換システム」の存在を明らかにする。そして、経済学的理論モデル、インタビュー、データ分析、さらに参与観察などの社会学的方法を用いて、その特徴を分析していく。

著者紹介

ヴェルトハイス,オラーフ (ヴェルトハイス,オラーフ)   Velthuis,Olav
アムステルダム大学社会学部の教授で、専門は経済社会学、芸術社会学、文化社会学。同学部で、文化社会学プログラムグループのディレクターを務めている。研究テーマは、アート市場のグローバル化、市場と贈答品交換の相互関係、現代アートの評価と価格設定、アダルトコンテンツ市場の道徳的・社会技術的側面など。最近では、BRICs諸国におけるアート市場の出現と発展を横断的に比較・研究している。アムステルダム大学に移る前は、オランダの日刊紙『de Volkskrant』のスタッフ・レポーターとして数年間勤務
陳 海茵 (チン カイン)  
1991年中国生まれ、幼少期から日本で育つ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専門は芸術社会学、文化社会学。埼玉大学大学院人文社会科学研究科研究員、大妻女子大学他で非常勤講師。中国現代アート市場を対象とした社会学的研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)