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公安調査庁秘録 日本列島に延びる中露朝の核の影

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-12-005811-0
4-12-005811-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

日本列島周辺に音もなく忍び寄る危局。東アジアの深層で生起する異変をいち早く察知するべく動く情報機関、これが公安調査庁だ。中露朝が核戦力を背景に日本を窺う実態を、現職のインテリジェンス・オフィサーが初めて実名で明らかにする。ウクライナとパレスチナ、二つの戦争に超大国アメリカが足をからめとられる間隙を衝き、中露朝は攻勢に転じた!日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す現状に警鐘を鳴らす。

目次

序章 或る公安調査官の日々―秘められたスパイ物語
第1章 ウクライナ戦争、ロシアへの極秘補給路
第2章 動乱の兵器庫ウクライナ―北東アジアへの地下水脈
第3章 中東と北朝鮮を結ぶ地下水路
第4章 核・ミサイルの資金源を追え!
第5章 金正男事件の全貌
第6章 終わりなき朝鮮戦争―冷戦の最前線は対馬海峡
第7章 「核・ミサイル強国」の台頭
終章 バタフライ・エフェクト

出版社・メーカーコメント

日本列島周辺に音もなく忍び寄る危局。東アジアの深層で生起する異変をいち早く察知するべく動く情報機関、これが公安調査庁だ。中露朝が核戦力を背景に日本を窺う実態を、現職のインテリジェンス・オフィサーが初めて実名で明らかにする。ウクライナとパレスチナ、二つの戦争に超大国アメリカが足を絡めとられる間隙を衝き、中露朝は攻勢に転じた! 日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す現状に警鐘を鳴らす。【解説・佐藤優】

著者紹介

手嶋 龍一 (テシマ リュウイチ)  
外交ジャーナリスト・作家。9・11テロに際してNHKワシントン支局長として昼夜中継を担う。ハーバード大学国際問題研究所フェローを経てNHKより独立し、インテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』『スギハラ・サバイバル』を発表しベストセラーに
瀬下 政行 (セシタ マサユキ)  
公安調査庁のシニア・アナリスト。公安調査庁に調査官として入庁し、北東アジア情勢を中心に情報分析畑を歩む。『内外情勢の回顧と展望』の東アジア関連の編纂責任を担う。北朝鮮指導部の内在的論理の分析手法では定評がある。とりわけ、朝鮮労働党の公開資料を丹念に読み込み、路線転換の予兆を的確に察知するエキスパートとして各国の情報機関から信頼を集めるオシント専門家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)