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バルトーク 民謡を「発見」した辺境の作曲家

中公新書 1370

出版社名 中央公論社
出版年月 1997年7月
ISBNコード 978-4-12-101370-5
4-12-101370-0
税込価格 814円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

文学賞情報

1997年 第7回 吉田秀和賞受賞

要旨

二十世紀最大の作曲家の一人、バルトーク・ベーラ(1881‐1945)は、ハンガリーをはじめとする各地の民俗音楽の収集でも名高い。しかしその活動は、ともすれば作曲の余技や下準備のように思われてきた。本書は、ハンガリーが戦後の政治的混乱を脱して、ようやく明らかになり始めたバルトークの思索と行動を辿りながら、ヨーロッパの周縁文化の中で、彼がもうひとつのライフワークとして心血を注いだ民俗音楽研究を再評価する。

目次

第1章 民謡の「発見」
第2章 民俗音楽収集旅行の時代―1906‐18年
第3章 民謡コレクション『ハンガリー民謡』を読む―1919‐23年
第4章 「ハンガリー音楽=ジプシー音楽」という通念をめぐって―1920年代
第5章 ―1934‐45年