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自衛隊の誕生 日本の再軍備とアメリカ

中公新書 1775

出版社名 中央公論新社
出版年月 2004年12月
ISBNコード 978-4-12-101775-8
4-12-101775-7
税込価格 902円
頁数・縦 274P 18cm

商品内容

要旨

一九五四年に自衛隊が生まれて五〇年が経過したが、警察予備隊の発足から陸海空の三自衛隊として陣容が整うまでには、さまざまな曲折があった。旧陸海軍将校をどう活用するかなど、アメリカの中でも意見の統一を計りがたいことが多く、日本政府との交渉も困難を極めた。本書は、ワシントンの公文書館で公開が始まった資料をもとに、政治と社会、そして軍事と多岐にわたる自衛隊誕生の歴史的経過を明らかにするものである。

目次

序 自衛隊はどのように誕生したか
第1部 陸上自衛隊の誕生(警察予備隊と民事局別館(CASA)
保安隊と在日保安顧問部(SASJ)
保安隊と在日保安顧問団(SAGJ)
陸上自衛隊の誕生と在日軍事援助顧問団(MAAGJ))
第2部 海上自衛隊の誕生(旧日本海軍関係者による日本海軍再建計画
Y委員会と海上警備隊の創設
海上自衛隊の誕生と米海軍の役割)
第3部 航空自衛隊の誕生(日本の航空部隊創設計画の開始
米空軍当局による日本“独立”空軍の創設構想
日本“独立”空軍創設に関する日米両国の一体化
航空自衛隊の誕生と米空軍の役割)
おわりに 陸・海・空三自衛隊の違いはどこにあるか

著者紹介

増田 弘 (マスダ ヒロシ)  
1947(昭和22)年、神奈川県に生まれる。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院法学研究科(政治学)博士課程修了。琉球大学法文学部助教授を経て、東洋英和女学院大学国際社会学部教授。日本政治外交史専攻。著書に『石橋湛山研究―「小日本主義者」の国際認識』(1990年、東洋経済新報社、石橋湛山賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)