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道元の和歌 春は花夏ほととぎす

中公新書 1807

出版社名 中央公論新社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-12-101807-6
4-12-101807-9
税込価格 770円
頁数・縦 175P 18cm

商品内容

要旨

曹洞宗の開祖道元は、すぐれた歌人でもあった。良寛や川端康成が愛誦した「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり」も道元の作である。新古今集の歌人・慈円を大叔父に持ち、後鳥羽院宮内卿らと親交を結んだ道元にとって、歌を詠むことは自らの人生に欠かせない営為であった。いまに伝わる四九首を、その生涯や思想をたどりながら鑑賞する。一見平易な歌の中に込められた道元の深遠な思いが浮かび上がる。

目次

第1章 本来の面目―春は花・夏ほととぎす
第2章 深山の奥―山々と交わって生まれる自発心
第3章 季節の歌―道元の数奇
第4章 菩提とは何か―道元の日常1
第5章 生死事大―道元の日常2
第6章 祖師禅の来し方―鎌倉教化
第7章 心月孤円―道元にとって月とは
第8章 最後の中秋―命終を前にして

著者紹介

松本 章男 (マツモト アキオ)  
1931年、京都市生まれ。京都大学文学部文学科卒業。著述業、随筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)