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処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」

中公新書 1879

出版社名 中央公論新社
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-12-101879-3
4-12-101879-6
税込価格 968円
頁数・縦 274P 図版15P 18cm

商品内容

要旨

処女にしてキリストを宿したとされるマリア。処女懐胎はキリスト教の中心に横たわる奇跡であり、夥しい図像を生み出してきた。「無原罪」の「〜がない」という否定形の図像化一つとってみても、西洋絵画に与えたインスピレーションは巨大である。また、「養父」ヨセフや、「マリアの母」アンナはどのように描かれてきたのか。キリスト教が培ってきた柔軟な発想と表象を、キリストの「家族」の運命の変転を辿りつつ描き出す。

目次

第1章 マリアの処女懐胎
第2章 無原罪の御宿り
第3章 「養父」ヨセフの数奇な運命
第4章 マリアの母アンナ

著者紹介

岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書『モランディとその時代』(人文書院、吉田秀和賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)