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キリストの身体 血と肉と愛の傷

中公新書 1998

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-12-101998-1
4-12-101998-9
税込価格 924円
頁数・縦 278P 18cm

商品内容

要旨

キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。図版資料満載。

目次

第1章 美しいキリスト、醜いキリスト
第2章 パンとワイン、あるいはキリストの血と肉
第3章 肖像と形見
第4章 キリストに倣って(イミタティオ・クリスティ)
第5章 愛の傷

著者紹介

岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書に『モランディとその時代』(吉田秀和賞受賞)、『フロイトのイタリア』(読売文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)