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ゴッホ〈自画像〉紀行 カラー版

中公新書 2292

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-12-102292-9
4-12-102292-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 216P 18cm

商品内容

要旨

三七歳で自ら命を絶ったヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。彼の画家人生は、わずか一〇年あまりにすぎない。その短い歳月に、四〇点を超える自画像を遺した。なぜゴッホはこれほど多くの自画像を描き、そしてそこに何を見いだしたのか―。ゴッホ研究の第一人者が、その求道的な生涯とともに、自画像を一点ずつたどっていく。丹念な作品の読解によって浮かび上がる、新しいゴッホの世界。自画像全点カラー収録。

目次

1 牧者への夢―自画像以前の時代(「一本の道」―画家になるまで
畑を耕すように描く―エッテン、ハーグ、ヌエネン)
2 自問する絵画―自画像の時代(鏡に映らない自己を描く―パリ
日本の僧侶のように―アルル)
3 弱者としての自覚―自画像以降の時代(遠くへのまなざし―サン・レミ・ド・プロヴァンス
背景の肖像画へ―オーヴェル・シュル・オワーズ)
付 描かれたゴッホ

著者紹介

木下 長宏 (キノシタ ナガヒロ)  
1939年、滋賀県生まれ。同志社大学大学院文学研究科(哲学・哲学史専攻)修了。近代芸術思想史。京都芸術短期大学教授を経て、1998年より横浜国立大学人間科学部教授、2005年退職。私塾“土曜の午後のABC”を横浜で開設。著書『思想史としてのゴッホ』(學藝書林、1992、第43回芸術選奨文部大臣新人賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)