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中国の論理 歴史から解き明かす

中公新書 2392

出版社名 中央公論新社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-12-102392-6
4-12-102392-7
税込価格 902円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

同じ「漢字・儒教文化圏」に属すイメージが強いためか、私たちは中国や中国人を理解していると考えがちだ。だが「反日」なのに日本で「爆買い」、「一つの中国」「社会主義市場経済」など、中国では矛書がそのまま現実となる。それはなぜか―。本書は、歴史をひもときつつ、目の前の現象を追うだけでは見えない中国人の思考回路をさぐり、切っても切れない隣人とつきあうためのヒントを示す。

目次

1 史学
2 社会と政治
3 世界観と世界秩序
4 近代の到来
5 「革命」の世紀
むすび―現代の日中関係

おすすめコメント

切っても切れない「厄介な隣人」とのつきあい方とは。目前の現象だけではわからない「中国の論理」を、歴史的アプローチから読み解く

著者紹介

岡本 隆司 (オカモト タカシ)  
1965年(昭和40年)、京都市に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都府立大学文学部教授。博士(文学)。専攻、近代アジア史。著書『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)