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中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史

中公新書 2437

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-12-102437-4
4-12-102437-0
税込価格 946円
頁数・縦 262P 18cm

商品内容

要旨

二一世紀に入り、尖閣諸島や南沙諸島の領有問題などで中国の愛国的な行動が目につく。なぜ、いま中国人はナショナリズムを昂揚させるのか。共産党の愛国主義教育や中華思想による強国意識からなのか。西洋列強や日本に蚕食されてきた一九世紀半ばから、日本の侵攻、さらに戦後中国が強大化するなか中華民族にとってナショナリズムとは何であったのか。本書は、清末から現代までの一二〇年の歴史のなかで読み解く。

目次

序章 伝統中国の世界観
第1章 中国ナショナリズムの起源―一八九五〜一九一一
第2章 模索する中華民国―一九一二〜一九二四
第3章 反帝国主義の時代―一九二五〜一九四五
第4章 東西冷戦と社会主義の時代―一九四五〜一九七一
第5章 現代の世界と中国―一九七二〜二〇一六
終章 「大国」中国のゆくえ

おすすめコメント

成長著しい経済大国・中国のナショナリズムを、近代国家建設から現代まで一二〇年の歴史に位置づけ、愛国心の浸透や変容を読み解く。

著者紹介

小野寺 史郎 (オノデラ シロウ)  
1977年、岩手県生まれ。東北大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター助教などを経て、埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。専門は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)