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戦後教育史 貧困・校内暴力・いじめから、不登校・発達障害問題まで

中公新書 2747

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-12-102747-4
4-12-102747-7
税込価格 1,034円
頁数・縦 320P 18cm

商品内容

要旨

ここ30年間に不登校といじめの報告件数は、小学生で5.2倍と46倍、中学生で2.5倍と6倍に。特別支援教育対象は、15年間に小中学生ともに3倍近い。少子化にかかわらずだ。本書は深刻な混迷の中にある日本社会と教育の歴史を辿る。なぜここまで行き詰まったのか―。貧困、日教組、財界主導、校内暴力、政治介入、いじめ、学級崩壊、発達障害の激増など、各時代の問題を描きつつ、現在と未来の教育を考える手掛かりとする。

目次

敗戦後、学校はどう改革されたか
混乱の子どもたち―学校と人権
教育の五五年体制―文部省対日教組
財界の要求を反映する学校教育
高度経済成長下、悲鳴を上げる子どもたち
一九七〇年前後の抵抗運動―教育の可能性
ウンコまで管理する時代
政治主導の教育―新自由主義改革への道
教師たちの苦悩―新自由主義改革の本格化
改革は子どもたちに何をもたらしたか
特別支援教育の理念と現実
学校再生の分かれ道

出版社・メーカーコメント

ここ30年間に不登校児童数といじめの報告件数は、小学生で5.2倍と46倍、中学生で2.5倍と6倍、特別支援教育対象児童は、15年間に小中学生ともに3倍近い。少子化にかかわらずだ。本書は深刻な混迷の中にある日本社会と教育の歴史を辿る。なぜここまで行き詰まったのか――。貧困、学校紛争、日教組、財界主導、校内暴力、政治介入、いじめ、学級崩壊、発達障害の激増など、各時代の問題を描きつつ、現在と未来の教育を考える手掛かりとする。

著者紹介

小国 喜弘 (コクニ ヨシヒロ)  
1966(昭和41)年兵庫県生まれ。89年東京大学文学部国史学科卒業。92年東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻修士課程修了。95年同大学院教育学研究科学校教育開発学博士課程単位取得退学。99年博士(教育学、東京大学)。同年、成城大学文芸学部専任講師。2001年東京都立大学人文学部心理教育学科助教授。08年早稲田大学教育・総合科学学術院准教授。11年東京大学大学院教育学研究科准教授、13年より同教授。専攻、教育史、教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)