建国神話の社会史 史実と虚偽の境界
中公選書 102
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2020年1月 |
ISBNコード |
978-4-12-110102-0
(4-12-110102-2) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 262P 19cm |
商品内容
要旨 |
「先生、そんなの嘘だっぺ!」。天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就く―。『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の人々にとっても当たり前のことであった。一方で、民主化や経済振興の手段ともなった巨大な「建前」は、やがて戦時下の国民を大きな混乱に巻き込んでいく。『昭和天皇』の著者による天皇と日本社会の近代史。 |
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目次 |
プロローグ 史実と虚偽の境界 |
出版社・メーカーコメント
「先生、そんなの嘘だっぺ!」--神話が「史実」となった時、教室の中で、そして教室の外で何が起きたか。一方で、民主化や経済振興の手段ともなった巨大な「建前」に戦前の人々はどう向き合ったのか。『昭和天皇』の著者による天皇と日本社会の近代史。