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海底の支配者底生生物 世界は「巣穴」で満ちている

中公新書ラクレ 676

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-12-150676-4
4-12-150676-6
税込価格 902円
頁数・縦 190P 18cm

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要旨

地表の約7割を占める「海」は、地球の生態系を育み、気候変動にも密接に関係するなど、環境問題を考える上で重要な要素の一つといえる。そんな海の「底」では、ふだんあまり意識されることはないものの、多種多様な生物が棲息している。それらの小さな生き物を「底生(ていせい)生物」という。本書では、海底上や海底下で暮らす「底生生物」たちの生態や魅力、海中での意外に重要な役割などを明らかにしている。底生生物の中には、海底の地中に作る「巣穴」が海水を濾過したり、海底を移動するだけで海水組成の変化を起こしたりする種がいる。また、巣穴や“這い痕(海底を這って移動した跡にできる土の変化)”など、底生生物が残した痕跡は、過去の海洋環境や生態系を知るヒントになるのだという。著者は、産業技術総合研究所地質調査総合センター主任研究員。専門は海底生物学、海洋地質学で、特に底生生物のつくる「巣穴」や這い痕の調査を中心に研究活動を行っている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年3月17日]

商品内容

要旨

地球の表面の7割を占める海底に穴を掘って暮らすのがゴカイやユムシなどの底生生物だ。サーフィンのごとく波乗りして移動する底生生物とは?水深1000mを超える深海底で巣穴型を採取して判明した事実とは?東日本大震災前後で三陸の海底生態系に何が起きた?巣穴研究の最前線に立つ著者が驚くべき、そしてどこかユーモラスな底生生物の生態と海底の神秘を綴る。この世界は、彼らの巣穴で満ちている!

目次

1章 「謎」しかない底生生物―彼らはどこにひそんでいるのか
2章 巣穴はすごい―その驚くべき仕組みについて
3章 砂浜に生きる―生物にとって過酷な環境
4章 愉快な底生生物たち―そのかわいらしい生態について
5章 深海底に挑め!―深海巣穴型どり大作戦
6章 東日本大震災と底生生物―海底生態系にどのような影響をもたらしたか
7章 海底は「穴」と「謎」だらけ―生痕学の知見から

おすすめコメント

地表の7割を占める海底に穴を掘って暮らすのがゴカイやユムシなどの底生生物だ。サーフィンのごとく波乗りして移動する底生生物とは?水深1000mを超える深海底から巣穴を採取して判明した事実とは?東日本大震災前後で三陸の海底生態系に何が起きた?巣穴研究の最前線に立つ著者が驚くべき、そしてどこかユーモラスな底生生物の生態と海底の神秘を綴る。この世界は、彼らの巣穴で満ちている!

著者紹介

清家 弘治 (セイケ コウジ)  
1981年生まれ。広島県出身。産業技術総合研究所地質調査総合センター主任研究員。文部科学省平成29年度卓越研究員。潜水士。専門は海洋生物学、海洋地質学。2004年愛媛大学理学部生物地球圏科学科卒業、09年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員PD、東京大学大気海洋研究所助教を経て現職。受賞歴に科学技術分野の文部科学大臣表彰・若手科学者賞(2016年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)