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遺伝子命名物語 名前に秘められた生物学のドラマ

中公新書ラクレ 742

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-12-150742-6
4-12-150742-8
税込価格 990円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

生命科学研究の魅力をドラマチックに紹介!私たちの生命を支える多種多様な遺伝子。その一つ一つに名前がついていることをご存知だろうか。数字とアルファベットを組み合わせた実務的な名前もあれば、「ムサシ」、「ファン・ゴッホ」、「マージャン」、「アイム・ノット・デッド・イェット」など、ユーモアあふれる名前もある。遺伝子の名前を入り口に、発見者となった人々のドラマを覗いてみよう。新発見を目指して日夜鎬を削る生命科学研究の現場の空気と研究者たちの姿を伝えたい。

目次

第1章 日本語(マージャン(麻雀)―「和中折衷」の遺伝子名
カクセイ(覚醒)―研究ツールとしての遺伝子)
第2章 有名人にあやかる(ユーリイ・ガガーリン―ゲノムの中の宇宙飛行士
ムサシ(宮本武蔵)―「二刀流遺伝子」を見出した二人 ほか)
第3章 ひとひねり(アイム・ノット・デッド・イェット(私はまだ死んでいない)―遺伝子を壊して不老長寿に?
ムーンシャイナー(密かに蒸留酒を作る人)―月明かりが照らすゲノムの森の秘密 ほか)
第4章 シリーズ(オギ(雄木)、メギ(雌木)―出会いが生んだ世紀の発見
パヴロフの犬シリーズ―手探りと俯瞰から開けた道 ほか)

出版社・メーカーコメント

私たちの生命を支える多種多様な遺伝子。その一つ一つに名前がついていることをご存知だろうか。数字とアルファベットを組み合わせた実務的な名前もあれば、「ムサシ」、「ファン・ゴッホ」、「マージャン」、「アイム・ノット・デッド・イェット」など、ユーモアあふれる名前もある。遺伝子の名前を入り口に、発見者となった人々のドラマを覗いてみよう。新発見を目指して日夜鎬を削る生命科学研究の現場の空気と研究者たちの姿を伝えたい。

著者紹介

坪子 理美 (ツボコ サトミ)  
1986年栃木県生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。同大学院理学系研究科にてメダカを用いた行動遺伝学研究を行い、博士号を取得。東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了。博士(理学)。専門は行動遺伝学
石井 健一 (イシイ ケンイチ)  
1984年埼玉県生まれ。2007年東京大学薬学部卒業、2012年同大学院薬学系研究科博士課程修了。カイコを用いた細菌感染症研究に取り組む。2012年に日本学術振興会第二回育志賞、および東京大学総長賞・総長大賞を受賞。専門は微生物学、免疫学、神経行動学、分子遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)