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歴史を精神分析する

中公文庫 き3−6

出版社名 中央公論新社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-12-204875-1
4-12-204875-3
税込価格 649円
頁数・縦 199P 16cm

商品内容

要旨

戦争、薬害エイズ事件などで、官僚はなぜ国家や国民の利益に反する行動をしたのか、アメリカは何ゆえに日本への原爆投下を謝罪しないのか、どうして日本人はアジア人の中で英語がいちばん下手なのか…歴史的事件の背景にあるものを精神分析の手法で考察。

目次

官僚病の起源―自閉的共同体の病
歴史を精神分析する
なぜアメリカは原爆投下を謝罪しないか
なぜシラクは核実験を止めようとしないか―フランス近代を精神分析する
近代日本は一貫して植民地である
英会話という病気
アジア・コンプレクスの起源
日本は百済の植民地だった

著者紹介

岸田 秀 (キシダ シュウ)  
精神分析者、エッセイスト。和光大学名誉教授。1933年香川県生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)