• 本

おはん・風の音

改版

中公文庫 う3−14

出版社名 中央公論新社
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-12-205084-6
4-12-205084-7
税込価格 1,026円
頁数・縦 240P 16cm

商品内容

要旨

妻と愛人、二人の女に惹かれる一人の男。人を愛することの悲しさと難しさ、そこに営まれる情痴の哀愁を美しい上方言葉で描く、昭和文学の古典的名作「おはん」に、女の献身的愛の極致を優艶な文体で浮き彫りにし、人生の深淵を覗き見る「風の音」を併録。

著者紹介

宇野 千代 (ウノ チヨ)  
明治30年(1897)、山口県に生まれ。岩国高等女学校卒業後、単身上京。自活のため、婦人記者、筆耕女店員など職を転々とし、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い、文学の道へ。昭和32年『おはん』により女流文学賞、野間文芸賞。47年、芸術院賞受賞。平成2年文化功労者に選ばれた。8年(1996)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)