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阿波の狸の話

中公文庫 か75-1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年8月
ISBNコード 978-4-12-205193-5
4-12-205193-2
税込価格 880円
頁数・縦 281P 16cm

商品内容

要旨

大正から昭和初期にかけ、屈指の郷土史家が阿波・徳島に伝わる狸伝承を綿密な取材により収集し、注釈を付した名著。映画や漫画など数々の作品の一次資料としても多く引かれ、今なお輝きを失うことのない貴重な文献を復刊。さらに著者遺稿を反映し、「阿波伝説物語」を収録した決定版。

目次

阿波の狸の話(狸火の話
狸の物真似
悪戯のさまざま
化け方のいろいろ ほか)
阿波伝説物語(地団太義伝
お亀島の話
オッパショ石の由来
塩舟と義士 ほか)

著者紹介

笠井 新也 (カサイ シンヤ)  
明治17年(1884)、徳島県生まれ。国学院大学卒業後、徳島県の中学校や大阪府池田師範学校等の教師を歴任。大正4年、上京し、東京帝国大学人類学教室・東京帝室博物館などに出入りして日本考古学等の研究に没頭し、また日本各地の遺跡を踏査した。大正6年、帰郷後ふたたび中学教諭を務める。「奥羽地方に於ける原史時代遺蹟の概観」ほか多くの論文を著し、『魏志倭人伝』研究家としても名高い。昭和31年(1956)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)