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昭和文芸史

中公文庫 も31−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-12-205592-6
4-12-205592-X
税込価格 838円
頁数・縦 320P 16cm

商品内容

要旨

大正五年の創刊以来、世に女性の多様な生き方を提示してきた『婦人公論』。同時に、その文芸欄は人気作家の競演の場となり、数々の代表作が生み出された。激動の時代をくぐり抜けた誌面から、二三人の作家と作品を通して、昭和文芸の豊穣を味わう。

目次

第1章 軍靴と検閲の時代(谷崎潤一郎「細雪」
林芙美子「北岸部隊」
佐多稲子「くれなゐ」 ほか)
第2章 敗戦から復興へ(平林たい子「小説岡本かの子」「彼女の訪問」
木下順二「夕鶴」
伊藤整「女性に関する十二章」 ほか)
第3章 高度成長とともに(石川達三「稚くて愛を知らず」
川端康成「美しさと哀しみと」
三島由紀夫「音楽」 ほか)

著者紹介

森 まゆみ (モリ マユミ)  
1954年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学新聞研究所修了。出版社勤務を経て、84年地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(通称・谷根千)を創刊(2009年終刊)、編集人を務めるかたわら、環境論、地域文化論、都市論、雑誌論にかかわる執筆、講義等を精力的にこなす。97年『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞を、2003年『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)