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名将と名臣の条件

中公文庫 な46-16

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-12-205722-7
4-12-205722-1
税込価格 922円
頁数・縦 455P 16cm

商品内容

要旨

人物の器量は、運命の分岐点で明らかになる。真田幸村、保科正之、山本八重、東郷平八郎…。戦国武将から日露戦争の名将まで、浩瀚な史料の読解と一方に偏しない公正な史観が掘り起こした、選りすぐりの傑物たち。その人物の魅力を堪能させる歴史エッセイ。

目次

1 関ヶ原の名将たち(直江兼続に見る名臣の条件
それぞれの関ヶ原 ほか)
2 名君保科正之とその周辺(保科家―その発祥の地を訪ねて
二人の高遠城主―仁科盛信と「槍弾正」 ほか)
3 私の会津史(「会津武士道」考
会津藩のふたりの奉行―関藤右衛門と飯田兵左衛門 ほか)
4 時流に逆らった男たち(知られざる名奉行―矢部定謙
新選組のルーツは武田信玄にあり ほか)
5 日清・日露戦争の名将たち(「日本随一の戦術家」立見尚文
伊東祐亨の「アメリカ赤毛布」 ほか)
6 幕末維新の珍談・奇談(刀と槍の伝説
幕末の剣―その流派と人物 ほか)

おすすめコメント

戦国武将から日露戦争の名将まで、浩瀚な史料の読解と一方に偏しない公正な史観が掘り起こした傑物たちの魅力。人物の器量を堪能させるエッセイ集。

著者紹介

中村 彰彦 (ナカムラ アキヒコ)  
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部在学中に、「風船ガムの海」で第三十四回文學界新人賞に佳作入選。同大卒業後、文藝春秋に勤務する。91年より執筆活動に専念。87年、『明治新選組』で第十回エンタテインメント小説大賞、93年、『五左衛門坂の敵討』で第一回中山義秀文学賞、94年、『二つの山河』で第百十一回直木賞、2005年、『落花は枝に還らずとも』で第二十四回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)