• 本

山本覚馬

中公文庫 ま44-2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-12-205813-2
4-12-205813-9
税込価格 817円
頁数・縦 286P 16cm

商品内容

要旨

会津藩士山本覚馬は、佐久間象山に学んだ幕末・維新期の最重要人物である。藩主松平容保について上京、新撰組を配下に置き、禁門の変では砲術家として活躍した。また、新島襄を支援し、日本初のキリスト教学校同志社を設立に導いた。覚馬の生涯と事績を多彩な人間関係の中に描き出した先駆的評伝。覚馬が刊行に尽力した西周著『百一新論』を付す。

目次

第1部 目あかし伝―盲人・山本覚馬のこと(会津武士のゆくえ
幕末の洋軍学者
盲いたるひと
泰西の風
京都東山の山麓で)
第2部 山本覚馬とその周辺(伝統と近代の人間的相剋―『黒い眼と茶色の目』にふれて
近代日本をつくった会津の人々)
付録 西周『百一新論』(山本覚馬序文)

著者紹介

松本 健一 (マツモト ケンイチ)  
1946(昭和21)群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学大学院在学中に『若き北一輝』(現代評論社)を発表。以後、日本の思想・政治・文学についての評論活動を展開。現在、麗澤大学教授。著書に、『近代アジア精神史の試み』(岩波現代文庫、アジア・太平洋賞受賞)、『評伝北一輝』(全五巻、岩波書店、毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)