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外交官の一生

改版

中公文庫 い10−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-12-206160-6
4-12-206160-1
税込価格 1,320円
頁数・縦 474P 16cm
シリーズ名 外交官の一生

商品内容

要旨

満州事変時の吉林総領事、上海事変直後の上海総領事、そして日中戦争勃発時の東亜局長と、悪化の一途を辿った日中関係の最前線にあって、軍部独走に抗しつつ和平の道を模索しつつも、最後は敗走のビルマ大使として終戦を迎えた外交官が、日記をもとに綴った第一級の記録。

目次

発端
外務省に奉職
広東在勤
天津在勤
サンフランシスコ在勤
ワシントン在勤
メキシコ在勤
本省勤務
イギリス在勤
吉林総領事時代
上海総領事時代
シャム公使としての半年
東亜局長時代―中日事変
オランダ公使時代
ブラジル大使時代
特命大使時代
ビルマ大使時代
依頼免官―追放
結尾三題

おすすめコメント

日中戦争勃発時、東亜局長として軍部の専横に抗し、戦争終結への道を求め続けた著者が自らの日記をもとに綴った第一級の外交記録。〈解説〉加藤陽子

著者紹介

石射 猪太郎 (イシイ イタロウ)  
1887年(明治20)、福島県生まれ。上海の東亜同文書院卒業。外交官試験に合格し、広東領事館をはじめに、ワシントン、メキシコ、ロンドン等の大使館に勤務。続いて吉林、上海各総領事、東亜局長となり、日中戦争中の困難な局面に立たされる。その後、オランダ公使に、続いてブラジル大使に就任。最後はビルマ大使として終戦を迎えた。戦後は幣原平和財団理事として幣原喜重郎の伝記の編纂に当たった。1954年(昭和29)2月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)