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雪あかり日記/せせらぎ日記

中公文庫 た89−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-12-206210-8
4-12-206210-1
税込価格 1,430円
頁数・縦 541P 16cm

商品内容

要旨

一九三八年、日本大使館の改築のためベルリンに赴任した著者。改築資材を求め奔走し、歴史的建築物を訪ね歩く日々だが、戦火は否応なく迫っていた。建設総監シュペールとの面会、ベルリン芸術週間―歴史の転換点に立ち会ったモダニズム建築の巨匠、若き日の記録。

目次

雪あかり日記(うすら寒い日―ベルリンの歩道
鉛色の日―暗い気候
凍てつく日―ベルリンの庭石
どんよりした日―無名戦士の廟
薄日さす日―フンボルトの旧邸 ほか)
せせらぎ日記(早春のパリ
モネと睡蓮
パリ郊外
ドイツ人の質問
ナチス・ドイツの冬 ほか)

おすすめコメント

一九三八年、ベルリンに赴任した若き日の建築家。シュペーアとの面会、台頭するナチスに熱狂する市民などが透徹な筆致で語られる〈解説・堀江敏幸〉

著者紹介

谷口 吉郎 (タニグチ ヨシロウ)  
1904(明治37)年金沢市生まれ。1928(昭和3)年東京帝国大学工学部建築学科を卒業。43年に東京工業大学教授、65年同名誉教授。62年、日本芸術院会員。博物館明治村の創設に携わり、65年初代館長に就任する。67年、谷口吉郎建築設計研究所を開設。73年、文化勲章を受章。79年、七十四歳で逝去。主な作品に藤村記念堂、東宮御所、帝国劇場、東京国立博物館東洋館、迎賓館和風別館などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)