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桂馬の高跳び 坊っちゃん講釈師一代記

中公文庫 か92−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-12-207002-8
4-12-207002-3
税込価格 968円
頁数・縦 357P 16cm

商品内容

要旨

私は心底から講釈が好きなのです―。多彩な趣味と遊興に明け暮れた明治生まれの「若だんな」が、芸の道へと飛び込んだ。貞山・伯鶴・初代山陽ら名人の教えを胸に大戦を生き延び、戦後は講談界再興を目指して柔軟な改革と挑戦を重ねた。講談を愛し、講談に尽くした「革命家」二代目神田山陽の痛快な一代記。

目次

釈場通いの豆定連
のんびりムードの釈場風景
五月の鯉―啖呵の魅力
下町っ子
おやじと私
学校出たり入ったり
ダンスに明け暮れ
若社長のお粗末
しるこ屋の娘
新婚生活〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

明治生まれの若旦那、張り扇片手に芸ひとすじ――講談界の革命児・二代目神田山陽の破天荒な一代記。孫弟子・六代目神田伯山による解説収録。

著者紹介

神田 山陽(二代目) (カンダ サンヨウ)  
1909(明治42)年、中国・大連生まれ。旧制日本大学商学部中退。大陸向けの書籍取次を担った「大阪屋号書店」の跡継ぎとして家業を手伝うかたわら、講談の発展に力を尽くす。「品川連山」の名で高座にも上がり、42(昭和17)年に真打ち昇進。48(昭和23)年に三代目神田小伯山、55(昭和30)年に二代目神田山陽を襲名する。91(平成3)年、日本講談協会会長に就任。2000(平成12)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)