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八代目正蔵戦中日記

中公文庫 は77−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-12-207235-0
4-12-207235-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 405P 16cm

商品内容

要旨

噺家・八代目林家正蔵(後の彦六)が残した膨大な日記より、昭和16年12月1日から20年8月31日の記述を摘録。清貧に徹した長屋での暮らしぶり、謹厳実直で「トンガリ」とあだ名された反骨精神がにじむ活き活きとした筆致に、蝶花楼馬楽時代の名人の素顔が窺える。戦時下における東京下町の日常を伝える貴重な一級資料でもある。

目次

おぼろげな父の記憶(花柳衛彦)
優しかった父(藤沢多加子)
昭和16年(12月1日から)
昭和17年
昭和18年
昭和19年
昭和20年(8月31日まで)
巻末エッセイ(林家正雀)

出版社・メーカーコメント

噺家・八代目林家正蔵(後の彦六)の日記から、昭和一六年一二月〜二〇年八月を精選。名人の素顔とともに、戦時下の庶民の暮らしが窺える。写真多数。

著者紹介

林家 正蔵(八代目) (ハヤシヤ ショウゾウ)  
1895(明治28)年、東京生まれ。1912年に三遊亭三福(三代目円遊)に入門し「福よし」。17(大正6)年に「橘家二三蔵」の名で二ツ目。19年に「三代目三遊亭円楽」となり、20年に真打ち昇進。28(昭和3)年に「五代目蝶花楼馬楽」、50年に「八代目林家正蔵」を襲名。81年に「林家彦六」と改名、82年没
瀧口 雅仁 (タキグチ マサヒト)  
1971(昭和46)年、東京生まれ。演芸評論家、芸能史研究家。新聞・雑誌等で寄席・演芸評、演劇評を執筆。寄席「墨亭」席亭も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)